2018年2月25日日曜日

弟子たち集う

クラリネット奏者、杉山伸先生のリサイタルが東京オペラシティでありました。先生は長らく在籍されていた東京フィルハーモニー交響楽団では首席クラリネット奏者として、シンフォニーにオペラに活躍されました。元バリトンという経歴ゆえに本当に歌心のある、そして歌手のことも理解してくださる素晴らしいアーティストです。私たちガレリア座では、いつの頃からか先生を勝手に団の顧問にまつり上げて、折に触れ面倒を見ていただいてきました。つまり私たちは自称弟子です。弟子が師匠のリサイタルに伺わないはずはありません。今回はブラームスが最晩年に書き上げたソナタ2曲。そりゃもう渋い。先生のクラリネットは本当に息遣いが聞こえるような、繊細な響きが特徴です。けっして、がなったりしない。ガレリア座、こうあるべしと身をもって指導してくださっているようです。先生のお人柄そのままのリサイタルを堪能して、最後は恒例の記念撮影。先生に「え~?またぁ?」と嫌がられながらも、弟子たちはこの瞬間が楽しいのです。これからもよろしくお願いしまーす!!
師匠を囲んで

2018年2月24日土曜日

うなぎ好き


私はうなぎが好きです。友人のバリトン歌手、北村哲朗氏と一緒に三島の桜家まで出かけて、富士山の雪解け水で育てた素晴らしい鰻を食して以来、殊のほか好物になりました。休みの平日にわざわざ出かけた先は中央線の豊田駅。多摩川を渡り、生涯めったに降りることのない郊外のこの駅から徒歩15分。住宅地のなかに突如現れたのが名店、藤田です。本店は浜松で、明治25年創業の老舗。平日の12時前に到着したのに、店はほぼ満席。唯一あった二人席に滑り込みます。うな重のランクは山と川の二種類。鰻の枚数の差です。胃の手術をして少食になった私は、枚数の少ないうな重(川)を、さらにご飯少なめで注文します。待つこと10分。身は柔らかめ、ほろほろと溶ける感じの鰻です。タレも含めて、特色はありませんが、安定の味わい、これぞ老舗の愉しみです。昨今の鰻相場にしてはリーズナブルなお値段で、私は大満足。帰りに、駅近くで素敵なパン屋さんを見つけ、目下、マイブームの塩パンとクリームパンを買い込みました。なかなか楽しかったです。豊田駅。
 住宅街に突如現れる名店藤田
 美味しそう うな重(川)ご飯少なめ
さあ、食べるぞ!